対角 7.77mm (1/2.3型) 有効約1635万画素 裏面照射型カラーCMOSイメージセンサ

IMX206CQC/IMX206HQC

民生用デジタルスチルカメラ・カムコーダ向け 約1635万画素 高速CMOSイメージセンサ

ソニーでは、裏面照射型CMOSイメージセンサExmor R™の高画質に加え、小型・薄型化および低消費電力化を大幅に進化させた、有効約1635万画素裏面照射型CMOSイメージセンサ「IMX206CQC/HQC」を商品化しました。パッケージを新規開発することで、当社従来品1/2.3型16M CMOSイメージセンサとの体積比で約53%の小型・薄型化を実現しました。また、システム構成を見直すことにより、フルHD1080p出力時の当社従来品比で約33%の消費電力削減を実現しています。

  • 対角7.77mm (1/2.3型) 有効約1635万画素 (4672H×3500V)
  • 画素サイズ:1.34µm角単位画素
  • 1635万画素 10frame/s, フルHD1080p撮影対応
  • 新開発小型・薄型パッケージ 10.7mm (H) ×8.5mm (V) ×1.52mm (t)
  • 低消費電力 (フルHD1080p出力時、約270mW)

Exmor R
* Exmor Rは,ソニー (株) の商標です。列並列A/D変換方式を採用したExmor™の画素の基本構造を裏面照射型にすることで,感度や低ノイズなどの撮像特性を大幅に向上させたCMOSイメージセンサです。

新規開発小型・薄型パッケージ

デジタルスチルカメラ分野では、セットの小型・薄型化への要望がますます高まっています。
ソニーではその要望に応えるため、IMX206CQC/HQC向けに新規パッケージを開発しました。当社従来製品パッケージから、基本構造はそのままに各部位のサイズシュリンクを極限まで進めることで、10.7mm (H) ×8.5mm (V) ×1.52mm (t) というサイズを実現し、当社従来製品との体積比で約53%の小型・薄型化を実現しました(図-1)。

低消費電力の実現

近年、Web上の動画共有サービスがますます充実し、動画の投稿・再生が容易に行えるようになりました。これにより、手軽にフルHD動画を撮影する機会も増加し、撮影時間を左右する低消費電力化の要望が高まっています。IMX206CQC/HQCではシステム構成を見直すことによりフルHD1080p撮影時(モード①)において、当社従来製品比で約33%の低消費電力化を実現しました(図-2)。

多様な読み出しモードを実現

IMX206CQC/HQCはソニー独自の高速読み出し技術を活かし、高精細な静止画撮影や高速動画撮影など、目的に合わせて多様な駆動モードを選択できます (表-3)。1/2.3型約1635万画素 (4:3) 使用時には全画素を用いた高精細な撮像を実現し、フルHD1080pやHD720pといった動画フォーマットにも対応します。
また、任意画角の切り出し柔軟性も向上しており、撮影画角を自由に設定することが可能です。さらに、この撮影画角設定の柔軟性を活かすことで、4K2K動画を15frame/sで出力することも可能です。

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写真-1 1635万画素での撮像例 (ISO100相当)

写真-1-1

図-1 パッケージサイズ比較

体積比:約53%の小型・薄型化

図-1

図-2 消費電力比較

図-2

表-1 素子構造
項目 IMX206CQC/HQC
イメージサイズ 対角7.77 mm (1/2.3型) アスペクト比 4:3
製造プロセス 裏面照射型CMOSイメージセンサ
出力方式 デジタル10 bit/12 bit 4 ch Sub-LVDS
576 Mbps シリアル出力
総画素数 4768 (H) × 3516 (V) 約1676万画素
有効画素数 4672 (H) × 3500 (V) 約1635万画素
実効画素数 4632 (H) × 3492 (V) 約1617万画素
ユニットセルサイズ 1.34 µm (H) ×× 1.34 µm (V)
オプティカル
ブラック
水平方向 前 48画素、後 0画素
垂直方向 前 16画素、後 0画素
電源仕様 アナログ 2.8 V
デジタル 1.2 V
I/O 1.8 V
PGA 24 dB
入力クロック周波数 72 MHz / 36 MHz / 24 MHz / 12 MHzから選択可
パッケージサイズ 10.7 mm (H) × 8.5 mm (V) × 1.52 mm (t)
表-2 特性一覧
項目 IMX206CQC/HQC特性値 備考
感度(F5.6) 1096 digit (Typ.)*1 1/30s蓄積, G信号l
飽和信号量 2739 digit (Min.)*1 Tj = 60°C
消費電力 220 mW 全画素読み出しモード (12 bit)*2
ローリングシャッタ
(0 dB, AD-Fullcount時)
270 mW フルHD 60 frame/s
(0 dB, AD-Fullcount時)

*1 1 digit ≈ 0.1296 [mV]
*2 10 [frame/s]

表-3 読み出しモード一覧
駆動モード 1/2.3 型約1635 万画素 (4:3) 使用時
推奨記録画素数 フレームレート
[frame/s]
A/D変換
ビット数
[bit]
全画素読み出し (12 bit) 4608 (H) × 3456 (V) 約1592万画素 10 12
全画素読み出し (10 bit) 4608 (H) × 3456 (V) 約1592万画素 12 10
モード①*1*2 2304 (H) × 1296 (V) 約299万画素 60 10
モード②*1*2 2304 (H) × 1728 (V) 約398万画素 30 10
モード③*1*2 1536 (H) × 1152 (V) 約177万画素 60 10
モード④*1*2 1536 (H) × 384 (V) 約59万画素 240 10
モード⑤*1*2 1536 (H) × 384 (V) 約59万画素 30 10
モード⑥*1*2 1536 (H) × 180 (V) 約27万画素 420 10
モード⑦*2 2304 (H) × 1296 (V) 約299万画素 60 10
モード⑧*1*2 1536 (H) × 576 (V) 約88万画素 120 10

*1 水平加算有り
*2 垂直加算有り

※民生向けデジタルスチルカメラ、カムコーダ用以外では、ご紹介できない場合もございますので、他用途を検討される際には必ずご相談ください。

※ 本資料に記載されております規格等は,改良のため予告なく変更することがありますので,ご了承ください。

VOICE

設計者集合写真 (臼井、岡野、梶原)

IMX206CQC/HQCは、セット差異化に貢献すべく、フルHD1080pの小型および薄型化・低消費電力化の追求に向けて、メンバー一丸となって開発・商品化しました。さらに使い勝手の向上したソニーのCMOSイメージセンサIMX206CQC/HQCの採用を、ぜひご検討ください。