対角8.58mm (1/1.9型) 有効約238万画素 カラーCMOSイメージセンサ

IMX185LQJ

セキュリティカメラ・産業機器向け 高感度1/2型 フルHD対応 CMOSイメージセンサ

産業機器向けに光学サイズ1/2型フルHD対応CMOSイメージセンサ「IMX185LQJ」を開発しました。本センサはEXview HAD CCD※1で培った技術をCMOSイメージセンサに適用し、近赤外領域感度を大幅に向上させました。新しく開発した3.75µm角単位画素を採用したことにより、高感度、高S/Nを実現しています。さらに、近赤外感度においても従来型3.75µm角単位画素を用いた当社従来品 「IMX104LQJ」と比較して、約1.8倍に向上しています。データ出力は多彩な接続インタフェースを搭載しており、お客様の使用条件に合わせた構成が可能です。

※1:EXview HAD CCDは、ソニー(株)の商標です。

  • 高感度特性 (感度 1120mV)
  • 近赤外感度改善 (当社従来比約1.8倍)
  • 光学サイズ1/2型 フルHD 対応
  • 高フレームレート (10bit 120frame/s,12bit 60frame/s)
  • 多彩な出力インタフェース搭載 (低電圧版LVDSパラレル、シリアル、CSI-2シリアル)

Exmor
※ "Exmor"は、ソニー(株)の商標です。
この"Exmor"は、列並列A/D変換方式の採用により、高速処理、低ノイズ性能、低消費電力に優れたCMOSイメージセンサです。

可視光感度、近赤外感度改善

セキュリティカメラ分野において、低照度時の画質向上が求められています。また近年、近赤外光における感度についても重要度を増しています。その要望に応えるために、可視光感度、近赤外光感度を改善した3.75µm角単位画素を開発しました。
産業機器向けに特化したプロセス技術と、画素技術を新規に開発することにより、諸特性の劣化がなく可視光感度、近赤外感度を大幅に改善しています。これにより、月明り、星明りの下でも被写体が十分に判別できるクリアな映像が得られます。近赤外光LEDを補助光に用いた場合においても高画質の撮像が可能です。

1/2型 フルHDフォーマット対応

IMX185LQJは、当社産業機器向けCMOSイメージセンサ初の光学サイズ1/2型フルHD対応センサです。
1/2型光学系と新開発画素の組み合わせにより、当社従来品の光学サイズ1/2.9型フルHD対応の「IMX136LQJ」と比較して低照度性能が大幅に向上しています。

フレームレート

IMX185LQJの動画性能は、10bit ADC使用時最大120frame/s、12bit ADC使用時最大60frame/sの高フレームレートを実現しています。また、高速動作を実現しながら画素・周辺回路を最適化することで、固定パターンノイズの低減と、温度上昇時の画質劣化を最小限に抑えています。

出力インタフェース

IMX185LQJは従来の低電圧版LVDSパラレル、低電圧版LVDSシリアル (2ch/4ch選択可能) に加え、CSI-2 (2lane/4lane、RAW10、RAW12) に対応しています。多彩なインタフェースを搭載することでお客様の使用条件に合わせた構成が可能です。
さらに光学サイズ1/2型5メガピクセル CMOSイメージセンサ「IMX178LQJ」※2とのピンコンパチビリティを実現しており1/2型光学系シリーズでのラインアップ展開が容易です。

※2:「IMX178LQJ」については、今月の製品・技術紹介で紹介しています。

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写真-1 画像サンプル (フルHD ADC 12 bitモード, 60 frame/s)

写真-1-1

500lx 内部ゲイン12dB F5.6

写真-1-2

1lx 内部ゲイン 38dB F1.4

写真-2 低照度時の画質比較 (フルHD ADC 12 bitモード, 60 frame/s)

写真-2-1

IMX185LQJ

写真-2-2

IMX136LQJ

表-1 素子構造
項目 IMX185LQJ
出力イメージサイズ 対角8.58 mm (1/1.9型)
転送方式 プログレッシブ
有効画素数 1945 (H) × 1225 (V) 約238万画素
ユニットセルサイズ 3.75 µm (H) × 3.75 µm (V)
オプティカル ブラック 水平方向 前4画素、 後0画素
垂直方向 前16画素、 後0画素
入力駆動周波数 54 MHz / 27 MHz / 74.25 MHz / 37.125 MHz
パッケージ 128-pin LGA
電源電圧VDD(標準値) 3.3 V / 1.8 V / 1.2 V
表-2 撮像特性
項目 IMX185LQJ 備考
感度 (F5.6) 標準値 1120 mV 1/30s accumulation
飽和信号量 最小値 1440 mV Tj = 60°C
表-3 基本駆動モード (低電圧版LVDSパラレル出力時)
駆動モード 推奨記録画素数 ADC フレームレート (Max.)
全画素 1920 (H) × 1200 (V) 約230万画素 10 bit 100 frame/s
12 bit 50 frame/s
フルHD 1920 (H) × 1080 (V) 約200万画素 10 bit 120 frame/s
12 bit 60 frame/s

※ 本資料に記載されております規格等は,改良のため予告なく変更することがありますので,ご了承ください。

VOICE

設計者集合写真 (丸野、池内、中務、戸谷、山端)

IMX185LQJは、近年の低照度性能、近赤外光感度向上の要望に応えるため、プロジェクトメンバーが一丸となり性能向上を目指して開発しました。その結果、これまでにない低照度性能、近赤外感度を備えたフルHD対応CMOSイメージセンサができました。IMX185LQJから始まるソニーの1/2型CMOSイメージセンサシリーズにご期待ください。